そんな落とし物ある?
年配の方の来客が多いお店で働いてるとは言え『そんなことある?』という体験をしました。
お店の営業が半分位過ぎた時にお店の電話がなりました。
アシスタントが電話をとり、どうやらお客さんがお店に忘れ物をしたと言う内容だと、接客しながらも分かりました。
目線で何を忘れたの?とアシスタントに合図すると、『毛糸のパンツ』ですか?と聞き返していました。
毛糸のパンツ?いやいや、当店ではパンツを脱ぐようないかがわしい事はしないし、お店に来てる他のお客さんにも聞こえたら、何をされたん?てなるしと、もう一度ちゃんと聞き返すように目で合図をアシスタントに送りました。
『毛糸のパンツ』ですよね?
『椅子の下に置き忘れたかも?』
ちょっと探してみますね~とアシスタントが電話片手にこちらに近づいて来ました。
なかなかのボリュームでアシスタントも聞き返したせいで、お客さんも電話の内容に注目し始めました。
いやいや、椅子の下て余計になんか変な感じなるやん…。。
慌ててそれは無いやろとアシスタントにも声をかけました。
椅子の下を探してアシスタントも無いですね~と伝えていました。すると『それが無かったら帰られへんの?』とアシスタント。
そんなわけ無いやん。。どんだけ大切な毛糸のパンツやねん。。しかもその大事な毛糸のパンツを店で脱いだんかい。。
他のお客さんも探そうか?と集まりだしました。
ここは自分が対応して、穏便に。
『毛糸のパンツほんまに落としたの?』そう聞くと全く違う答えでした。
おいおいアシスタントよ。そんな聞き間違えあるか?
そら、それなかったら帰られへんわ。。
結局毛糸のパンツでは無く、『敬老パス』という、電車を無料で乗れる定期を聞き間違えてたようです。
毛糸のパンツ。。敬老パス。。似てるけど。。
小さい聞き間違いもこんなに物が変わるのかと思ったおっさんでした。